どの段階で治療をすれば自分の歯を残すことが可能?



虫歯を放置するといずれ失われてしまう

健康な歯は事故に遭ってしまったなど、外部要因がなければ簡単に失うことはありませんが、虫歯になってしまった歯は治療をしないと、いずれ確実に失うことになります。なぜ、虫歯を放置すると歯がなくなってしまうのかというと、自然治癒が望めず、虫歯が進行すると歯が砕けやすい状態になってしまうからです。

歯の表面はエナメル質という、非常に堅い物質で覆われていて、よほどの衝撃を受けない限り、砕けてしまうことはありません。ただ、虫歯になるとエナメル質が溶かされてしまい、その下にある象牙質というやわらかい部分が露出してしまいます。当然、虫歯菌は象牙質も溶かしていくので、最終的に歯がぼろぼろになってしまうというわけです。

初期段階の虫歯なら簡単な治療で歯を残せる

では、虫歯になったらどのタイミングで歯医者に行けば、自分の歯を残すことができるのでしょうか。虫歯にはC0からC4まで等級が存在しています。C0は虫歯になりかけ、C1はちょっとした虫歯といった段階で、ここで治療をすれば確実に残すことが可能です。治療も歯を削って埋めるだけなので、一日で済むでしょう。

C3まで進行すると神経もやられてしまっているので、神経を取り除いた上で治療を行わなければなりません。また、自分の歯をそのままの状態で残すことができず、差し歯をかぶせる形になる可能性もあります。

C4までいくと、歯はすべて溶けている、あるいは根元から折れてしまっているという状態なので、自分の歯は根元を除いて存在しません。なので、ブリッジや入れ歯をかぶせることになります。

歯髄が炎症や細菌感染を引き起こした場合、根管治療が必要です。治療期間は、通常の虫歯より長いことが一般的ですが、現代の治療法なら痛みもほとんどなく、治療後の完治も早いです。